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古三津の家
Photo:北村 徹
愛媛県松山市古三津に建つ歯科技工所を併設する住宅です。
将来的にクライアントの両親との二世帯住宅としても機能するように、必要諸室やボリュームを検討し、その規模に適合する敷地を一緒に探しながら計画を進めていきました。
面積的にゆとりのある敷地も見つかり、様々な検討を重ねていった結果、両親の生活スペースは将来的に「はなれ」として設ける方針でまとまりました。
そのため、建物の建築面積を抑えながら、屋外空間をゆとりのある計画とすることで「はなれ」を設けるための「余地」としています。
各ゾーンを機能ごとにずらしたり、高さを変えることによって分節化することで、併用住宅のスケールを周囲の戸建て住宅と馴染ませるように配慮しました。
歯科技工士の扱う「白い歯」の表現が多様なように、住居・歯科技工所の内部はともに同系色の中にもテクスチャやトーン、色の微差が感じられるような仕上げとしています。
設計協力:ヤマウチカズヤ建築計画
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