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観音寺の家
Photo:MIMOZA photograph
※1枚目を除く
香川県観音寺市に建つ住宅を、車椅子やバリアフリーに対応した「二世帯三世代住宅」とする増改築計画です。
計画当初、母屋+はなれ案、母屋増築案(共用部:少)、思い切って新築案等、工事費もふまえて様々な「同居のかたち」をシミュレーションしました。その結果、共用部を比較的多く取り、適度な距離感のある同居型プランで進めるかたちになりました。敷地周辺は田畑に囲まれており、一年を通してある一定の時期になると海からの風が田畑の土を舞い上げて吹きつけてきます。そのため、天気が良いにも関わらず洗濯物を気軽に外に干せないことがあるので専用の洗濯物干場を設けたり、強風を考慮してサッシの種類などを選定しています。内部は空間を間仕切る建具のほぼすべてを引戸とし、開け放ちにしたり閉じたりすることで、親・子世帯や部屋と部屋の領域の度合いをコントロールできるようにしています。また、それらの上部にランマガラスを設けることで、引戸を閉じたままでも共用部使用の有無やお互いの気配を感じることができるように配慮しています。
「長期優良住宅化リフォーム事業」認定長期優良住宅型 三世代同居対応改修 認定取得
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